美容室でスタイリストになるまでの道のり。デビューまでのアシスタント期間や技術習得するまでの流れ。

人気の職業美容師。美容師になりたいという夢を持っている人は多いのではないでしょうか?

では、美容師になるにはどのような資格が必要なのか、資格を取るためにどのような学校を出てどのように勉強すればいいかその過程をお伝えしていきます。

また、サロンにつとめてからスタイリストとしてデビューするまでの過程も同時にお伝えしていきますので興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

美容免許獲得するには

美容師として働くためには美容師資格が必要です。美容師は国家資格になります。なので国が定めた国家試験に合格しなければなりません。

美容師資格を所得するためには厚生労働大臣や都道府県知事が指定する養成学校の必要課程を修了し、受験資格を得たのち、試験に合格する必要があります。

さらに合格したあとに美容師免許の申請が必要です。

美容師の国家試験は年に2回あり、筆記試験と実技試験どちらも合格しなければなりません。

国家試験の合格率は?

実施年受験者数合格者数合格率
2021年23,310人19,975人85.7%
2020年22,960人18,495人80.6%
2019年22,422人17,691人78.9%
2018年23,597人18,521人78.5%
2017年23,336人18,509人79.3%

直近5年の合格率です。美容師になるのは決して簡単ではありません。

美容専門学校を卒業して国家試験に合格して初めて美容師として働けることになっています。

サロンに入社してスタイリストになるまでのアシスタント期間

美容師の国家試験を合格して、はれて美容師として美容室に勤めることができたら次はアシスタントとしての見習い期間があります。

美容専門学校でいくらカットの勉強をしてきたとはいえ、いきなりお客様のカットを任せられるかというとそうではありません。

勤めている会社の定めているカリキュラムをこなして社内試験に合格しなければスタイリストとしてお客様を担当することはできません。

アシスタント期間は2~4年が一般的で、平均3年程度でスタイリストデビューと言われています。ただしこの期間はサロンによっても異なるし、技術の習得には当然個人差もあります。

そもそもスタイリストとアシスタントの違いとは?

スタイリストはお客様の髪をきったり、カラーをしたりパーマをかけたりします。

アシスタントとはスタイリストのフォローをする人、スタイリストの仕事のフォローをしながら技術を学んだり、時にはシャンプーやアシスタントのレベルによっては、カラーやパーマを任される事もあります。

お客様に直接かかわらない場所でもアシスタントの仕事はたくさんあります。
店内の清掃や道具の準備、タオルの洗濯やお茶出し、お店によってはSNS投稿やブログ更新を任される事もあるでしょう。

このように美容室のスタッフでもスタイリストとアシスタントで役割が分かれています。

アシスタント時代の技術習得までの流れ

アシスタントにとって技術習得のための練習は必須です。

各会社が定めたカリキュラムに沿ってトレーニングを進めていきます。毎週決まった曜日の営業後に練習会を行うところがあれば、営業中に練習をするところもあり、各社さまざまです。

まず最初はシャンプーから覚えるところがほとんどでしょう。シャンプーを習得した後は、カラー塗布、ブロー、アイロン操作、パーマ(ワインディング)、カット、etc.…  ざっくり上げただけでこれくらいの技術があり、パーマやカットなどはスタイルによっても細かく技術が分かれていて、スタイルごとに社内の試験に合格しなければなりません。

早くスタイリストになりたければ、自主練習も必要でしょう。本人の頑張り次第で早くスタイリストになることができます。

スタイリストになってからも練習は必要なのか?

アシスタント期間をへてスタイリスト試験に合格し、はれてスタイリストデビューしてもこれで終わりではありません。美容のトレンドは時代によって移り変わるものです。

美容の技術も日々進化し、美容師が扱う薬剤も時代が進むにつれ、より髪の毛に優しいものや、時代のトレンドに合わせたものへと進化していきます。

その都度、美容師は新しい技術を学ばなければなりません。美容師にとっての学びに終わりはないといえます。

まとめ

今回はアシスタントからスタイリストになるためには、会社の規定したスタイリスト試験に合格することや、本人の頑張り次第でアシスタント期間を短くすることも可能だと紹介してきました。

美容師にとっての最初の目標はスタイリストデビューでしょう。ただスタイリストになってからが本番です。そこから学び続けて、時代のトレンドにあったスタイルをお客様に提供し喜んでいただける、それが美容師にとっての喜びであり、やりがいだと思います。

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この記事を書いた人

プロフィール
浦崎圭助(ウラサキケイスケ)
東京のサロンで6年勤めたあと地元沖縄へ帰郷。北谷町HAIRlala+の店長を務める。

セイシュウグループ
沖縄に4店舗(宜野湾市、西原町、北谷町、うるま市)の美容室と出張理美容を展開。
6時閉店、週休2日、社会保険完備。スタッフの仲が良く、楽しく働ける美容室。
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